夏の名残りの薔薇
恩田 陸 / / 文藝春秋 ISBN : 4163233202 昨日読了。 久しぶりの恩田陸。 相変わらず、よくわからん…。 基本的に、読む本のジャンルにこだわりはないのですが、 ミステリ好きの作家が、ミステリに傾倒して書いた本は、ついていけないかも。 (北村薫の『エラリー・クイーン云々』しかり) ある映画のシナリオ本のようなものが、挿入(引用)されていてですね、 それがあるからこそ、この作品は完成したのだと恩田氏はあとがきで 申されておりますが、わたしにはよく分かりませんでした。 それ以外の部分でも第一人称の視点が変わり、結末も違うので (そういう物語)必死でついていってるのに…。 記憶容量の限界を超えながら、読みました。 でも、視点が変わるのは中々面白かったです。 あの挿入部分の役目が謎。ミステリだけに…
by faa_ku
| 2007-03-15 15:15
| 本
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Comments(4)
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ruinbow
at 2007-03-15 15:56
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恩田陸ネタには思わず食いついてしまう,恩田陸偏愛者の私。
個々の話はミステリとしてそこそこ面白い気がするんですが, 【繰り返されているけど,少しずつ話がずれている】ことが何を意味するのか, 結局全体としてはどういうことなのか,が私にはよく分かりませんでした。 あと,挟みこまれているシナリオの部分もfaaさん同様,「だから何」状態。 偏愛しているわりに,だめ読者っぷりを発揮してます。
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faa
at 2007-03-15 16:25
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あまりに早いコメント、偏愛っぷりをうかがわせますね▼ー▼ニヤリ
ねー、よくわかんないよねー。何が物語を「完成」させる要因だったのだ? 私も個々の話は面白かった。過去の記憶は自分が作っているもので 真実かどうかはわからないという意見には賛同しましたが、 だから…?と思ってしまったのだ。 よかった、ruinbowちゃんに 「そんなことない!そんな読者は恩田陸を読む資格はない!」とか 言われなくて。ほっ。
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schnarak at 2007-03-15 23:52
ふーん。二人のやりとりに何となく興味を惹かれてしまったものです。
よんでみよっかなー
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faa
at 2007-03-17 00:57
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