櫂
宮尾 登美子 / / 中央公論社 2週間ぐらいかかって読了。 長かった。 私は文庫で、一冊になっているものを読んだのですが 進まない進まない。漢字多っ! 「乍」とか「了う」とか、いまどき漢字で書かないですもの。 前半が大変でした。慣れてしまってからは、ちょっと早くなりましたが。 あー、久しぶりに大作読んじゃったと思った。 大正から昭和に生きた女性の一生。 そうだよなー、この時代の人って、こんな大変だったんだよなーと しみじみ。私には我慢できないなぁ。 そして、すごい波乱の人生で、なんだか辛くなったり暗くなったりもしました。 3部構成なのですが、それも時系列に並んでなくて 時系列に行くと2→1→3なのです。 どうして時系列じゃないのかなあと考えると、結構深い。 多分、この人の人生でここが一番幸せだったんだろうな~。 でも、これって本人にはわからないしな~。 宮尾登美子、さすがです。読ませる読ませる。 久しぶりに、こういうタイプの本を読みましたが 何だかよかったです。 高知が舞台なので、高知弁もまた良かった。
by faa_ku
| 2007-05-15 20:23
| 本
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